3月 1, 2014

固定IPアドレスとは

Written by

固定IPアドレスとは何かについて話す前に、まずはIPアドレスとは何かについて解説します。
IPアドレスとはインターネットやLANなどに接続されている機器に与えられる住所のようなものです。
IPアドレスは自分自身で作り出すことはできません。IPアドレスがほしい(ネットに接続したい)ならば、まずはプロバイダと契約する必要があります。
契約するとIDおよびパスワードが与えられ、IPアドレスが割り振られます。
このIPアドレスはネット上の住所なので、重複することはありません。

さて、このIPアドレスは動的IPアドレスと固定IPアドレスの2種類に分けることができます。
動的IPアドレスとは、切断と接続を繰り返すたびに変化するタイプのIPアドレスのことです。
ADSLのサービスなどでは、限りあるアドレスを無駄遣いしないように、その時点で空いているIPアドレスを自動で割り当てる方式を取っています。
これが動的IPアドレスです。いつも違う番号が与えられるので、いろいろと不便があります。

たとえば、サーバやPtoPなどは動的IPアドレスでは成り立ちません。以前は個人ユーザーのほとんどはネット接続ぐらいしかサービスを求めていなかったのでこのことはあまり問題視されませんでしたが、個人でもサーバを持つことが珍しくなくなった今は、動的IPアドレスの問題点が指摘されるようになりました。

そんな動的IPアドレスの問題点を解消したのが固定IPアドレスです。
固定IPアドレスとは、その名の通りIPアドレスが固定されている、つまり接続と切断を繰り返しても変わらないタイプのIPアドレスです。
固定IPアドレスを使うと、自宅内にサーバーを築いたり、自宅外のパソコンから自宅のパソコンにアクセスしたりできるようになります。

動的IPアドレスではできないような高度な使い方も、固定IPアドレスならできるというわけです。

一方で固定IPアドレスにはデメリットもあります。一つ目は追加費用が掛かるケースがあること。
そして二つ目は、個人の特定がしやすくなるということ。IPアドレスが変わらないということは、同じところに長年住み続けるようなものであり、
外部の人間からハッキングされやすくなります。

また、動的IPアドレスで得られるメリットは、
いわゆる一般家庭の「ネットに接続できればいい」と考えている普通のユーザーにとってはそれほどうれしいものではありません。
逆に企業など、一般家庭以上にセキュリティを重視する組織ならば、固定IPアドレスを使うメリットは十分にあるといえます。

以前は個人が固定IPアドレスを取得するには高いハードルがありましたが、最近は取得も簡単になりました。
インターネットを使ったVPN(仮想プライベートネットワーク。専用線でないネットワーク網を専用線のように使用する技術)も、
最近はだいぶ普及してきています。これからは固定IPアドレスがさらに身近なものになってくるかもしれません。


固定IP&海外VPN接続サービス「ホープムーン」