ホープムーンで使えるVPNプロトコル
PPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol)
殆どのOSで標準で実装されています。設定も簡単で速度も比較的速く、お勧めのVPN接続方法です。 ただし、PPTPは暗号化強度が比較的弱い為、セキュリティを重視する用途には適しません。一部のNTT系Wi-Fiスポットでつながりません。中国の規制は行われていますが、利用者も多いために全てを防ぎきれず、規制にかからないことが多いです。しかし、PPTPの通信は見つかりやすく、マークされるとなかなか繋がらなくなったり、大きな政治的イベントの前後では一斉に繋がらなくなることがあります。
L2TP/IPSec(Layer 2 Tunneling Protocol)
L2PT/IPSecは、PPTPより遅いですが暗号化の強度が高いため、通信量よりもセキュリティが望まれる場合に好ましいVPN接続方法です。Windowsでは何故か昔からレジストリを変更しなければならない為、設定が難しいです。MacやスマートフォンはPPTPと同じレベルで簡単に設定できます。中国の規制は行われていますが、利用者も多いために全てを防ぎきれず、規制にかからないことが多いです。しかし、L2TPの通信は見つかりやすく、マークされるとなかなか繋がらなくなったり、大きな政治的イベントの前後では一斉に繋がらなくなることがあります。
SSTP(Sercure Socket Tunneling Protocol)
SSTPは、マイクロソフトが開発した PPP over HTTPS(SSL)を実装するVPNプロトコルです。通信速度はPPTPより遅いですが、Windowsでは標準で実装されている為、比較的簡単に設定できます。HTTPSを利用する通信の為、ファイヤーウォールを通過しやすい特徴があります。つまり、中国の規制にかからないことが多いです。SSTPで接続した後にPPTPで接続する裏技があり、2重のVPN通信にすることで頑固な規制をかいくぐることができます。PPTPやL2TPで繋がらないときにお試しいただきたいプロトコルです。
OpenVPN
OpenVPNは、OpenVPN Technologies, Inc. を中心に開発が行われているオープンソースのVPNプロトコルです。通信速度はPPTPより遅いですが、暗号化の強度が高いため、通信量よりもセキュリティが望まれる場合に好ましいVPN接続方法です。クライアントソフトがほぼ全てのOSで公開されており、弊社の用意した設定ファイルにより、簡単に設定できます。スマートフォンでPPTPやL2TPが繋がらない時の最後の手段としてお勧めします。公開サーバーは1つのみですが、非公開も用意しており、お問い合わせいただいたユーザー様に案内させていただいております。
ソフトイーサーVPN
ソフトイーサーVPN(SoftEther VPN)は、筑波大学の研究プロジェクトで開発されている L2-VPN ソフトウェアです。2013年7月にフリーウェアとして公開されました。通信速度はPPTPより遅くOpenVPNより速く、暗号化の強度が高いため、通信量よりもセキュリティが望まれる場合に好ましいVPN接続方法です。クライアントソフトがWindows及びMacで公開されています。Windowsのソフトは設定が簡単で使いやすくオススメですが、Mac版は設定が難しいため当社ではお勧めしておりません。非常に強力なVPNかつ、急速に広まっている為、中国の規制から特にマークされており、素のままの設定では繋がらないことが多いです。その為、弊社ではSOCKSプロキシと組み合わせた非公開ソフトイーサーVPNサーバーを用意しており、お問い合わせいただいたユーザー様に案内させていただいております。
SOCKS5
SOCKSはプロキシ接続の1つです。プロキシ接続は認証が無いものが多いですがSOCKS5は認証があり、プロキシサーバーが不特定多数に利用されることを防ぎます。VPNではない為、通信は暗号化されませんが、その分高速にアクセスできます。動画の閲覧に適した接続方法です。利用にはSOCKS5認証対応のアプリケーションが必要です。弊社ではWindowsはSocksCap64、AndroidはDronyを紹介しています。
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