クロアキダイジェスト2003
・長野県飯田美博ミュージアムコンサート

4月のミラノでの録音、パルマレッジョ劇場での公演を目前に、
どうしても展覧会の絵を人前で弾いておきたい、、、
そんな急なお願いを長野・飯田のみなさんが叶えてくださいました。
天井の高い、白い柱の沢山建った美術館で
満場のお客様に囲まれ、祈るような気持ちで弾きました。
何年に一度、何十回に一度ですが、本番で、客様と演奏の間に
滅多にないような独特のなんともいえない緊張感と幸福感が
広がることがありますが、この日は本当にそんな時間が流れた気がしました。
お辞儀をしたときは、感謝の気持ちで一杯でした。
本当に有難うございました。
あの本番が、今でも私の心の支えになっています。
・パルマ・レッジョ劇場でのコンサート

素晴らしい劇場だとは噂に聞いていましたが、
一歩足を踏み入れるとその美しさにため息が出ました。
キース・エマーソンをキーワードに
「展覧会の絵」と「タルカス」の組み合わせでの公演、
はるばる南のローマ辺りから駆けつけたお客様も
いらっしゃったようです。
由緒あるオペラ劇場で、クラシックファンとロックファンが集まって
盛り上がるのは、やっぱりイタリアならではの光景。

・Milanoスタジオでの録音

イタリアロック界のカリスマ、Mauro Pagani のスタジオ
Officine Meccaniche Recording Studios
にて録音。
1940年代のスタインウエイは最初はぎしぎし音がしたり
いろいろな故障で私を泣かせてくれたが、最後は
乾いた木の独特の響きで、ここでしか録れない音が出た。

クワルテット・プロメテオ

スタジオでタルカス録音中のパーカッションのベン・オマール

ギターのエレナ、チェロのフランチェスコ
・8月22日誕生日を迎えて、地元大阪でバースデイコンサート。

そして、道頓堀へ。たこ焼き、お好み焼き、たらふく食べました。
この夏、大阪の信頼している仲間たちが集まって、
クロアキ後援会を発足して下さいました!
・SIRIN邸でのコンサート。

いつも練習させていただいているSIRIN邸は、
ミラノの芸術愛好家の集まる場所。
この日は私のピアノソロでサロンコンサート。
演奏の後は手作りのタルトとワイン。
・スイス・ルガーノのティチーノ音楽祭にて

スイス人作曲家ジャレルの「モディフィカシオン」を演奏。
本番後、ジャレル夫妻、指揮者ベルナスコーニ夫妻との楽しい打ち上げでの
ショット。
ルガーノといえばピアソラのライブ版、ミケランジェリのライブ映像などで
昔から憧れの土地でした。
・演奏会で動くことが多いので、自分から観光旅行や遠出はしないのですが、ごくたまに、
近距離日帰り小旅行をします。
うちから電車で一本30分でいけるコモ湖。電車で3時間でいけるヴェネツイア。


イタリアではどうも年上の音楽家や音楽評論家など、お偉い方々、おじさまおばさまのお知り合い
ばかり増えて、若いイタリア人のお友達はなかなか出来ないのですが、そんな中で唯一、
若いイタリアの私のお友達、グローリア。
あまり難しいことを話さなくても盛り上がれるので私の今の語学力で丸一日喋りまくれる
大事なお友達(笑)。

