■ 黒田亜樹ピアノリサイタル2004 ■






●ご挨拶

皆様、いかがお過ごしでしょうか。
日本とイタリアの往復で、文字通りの二重生活をおくっているうちに
暮れの足音が近づいてまいりました。

今年の夏、心から信頼している音楽の仲間達によって後援会が結成されました。
来年の1月には、その後援会の方々のお力添えで、東京・大阪、二箇所でリサイタルを開催する
運びとなりました。

伝統の誇り高いイタリアの文化とともに、日本人である自分に何が出来るか、
試行錯誤の毎日ですが、2003年春には、パルマの見事なオペラ劇場Teatro Regioにおいて、
「展覧会の絵」でソロ・デビューを果たすことが出来ました。

この時の自分の中での音の風景を、是非日本でも再現してみたくて、
今回のリサイタルのプログラムに加えました。

シェーンベルグの「室内交響曲-ピアノ独奏版」は究極の編曲と呼ばれているそうで、
世界でもこの編曲をレパートリーにしているピアニストはおりません。
とても魅力的な作品ながら、オーケストラですら演奏が難しいものを、
10本の指でどこまで紡ぎだせるのか、私の大きな挑戦です。

バッハ作曲ブラームス編曲の左手のシャコンヌは、イタリアのピアノの巨匠、B.メッツェーナ氏と
出会って最初に勉強した思い出深い作品です。

古くからのイタリアのピアニズムの伝統に触れ、私の人生を180度変えてしまった、

あの感激を、 コンサートで皆様にお届け出来れば本当に幸せです。
どうぞ宜しくお願い致します。
                     


                   2003年11月     黒田亜樹



● コンサート概要


大阪:フェニックスホール
2004年1月21日(水) 7:00pm 開演

東京:東京文化会館小ホール
2004年1月28日(水) 7:00pm 開演
全自由席:前売¥3,500〔当日¥4,000〕


プログラム 
J.S.バッハ=ブラームス:左手のためのシャコンヌ
A. シェーンベルク:室内交響曲第1番[E.シュトイアーマン編曲]
M.ムソルグスキー:展覧会の絵


大阪公演お問い合わせ先:
黒田亜樹後援会(音のアトリエ企画内) Tel 06-6865-8041
協力:(株)ヤマハミュージック大阪 Tel 06-6831-6945
東京公演お問い合わせ先:
(株)インターミューズ・トーキョウ Tel 03-3475-6870
協力:ビクターエンタテインメント(株)

チケットお取り扱い
インターミューズ・トーキョウ
チケットぴあTel 0570-02-9990(※一部携帯電話と全社PHSはご利用頂く事ができません。)
東京文化会館チケットサービスTel 03-5815-5452
フェニックスホールチケットセンター Tel 06-6363-7999


コンサート評
「ありがちな演奏とは一線を画す音楽」・・・・・伊東雨音 『カンパネラ』
「われわれの常識の壁を快く打ち抜いた」・・・・白石知雄 『ムジカノーバ』
「情緒纏綿たるシンフォニックな響き」・・・・・・・・真嶋雄大『音楽の友』
「音楽家としての<本能>を発揮」・・・・・・諌山隆美『ショパン』